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カメラの選び方(1)

 
 
 
 
 
写真を始めてみたくなった人へ(1)


ここでは、「なんだか最近、写真に目覚めちゃって(*^^*)」という人を対象に、
機材選びや撮り方などについて「失敗しないこと」に焦点を絞ってアドバイスします(^-^)/
超初心者向けです。
エンゾー自体、たいした写真を撮りませんので、まあ参考程度に(^_^;



1.カメラの選び方

 デジカメかフィルムカメラか

人によって「写真を始めたいな」と思ったきっかけは様々だと思いますが、
写真は一度始めると、本当に楽しい世界です。
ところが、ここでビギナーは、いきなり最初の選択を迫られます。
そう、「どんなカメラを買えばいいのか」です。

「最近はやりのデジカメか、昔ながらのフィルム(銀塩)カメラか」

これは、道具としてどっちが優れているという問題ではなく、写真を撮る動機や
撮った画像をどう使うかで、自然と決まってくるものです。
大雑把に言うと、デジカメ派とフィルム派は、次のように分けられると思います。


 デジカメが向いている人

  A.記録やメモ代わりに、とにかくたくさん写真を撮りたい人
  B.撮ったその場で、出来を確認したい人
  C.近所に現像してくれる店(ラボ)がなくて、ラボに行くだけでも大変な人
  D.パソコンやプリンターを持っていて、自分でホームプリントしたい(or出来る)人
  E.個人のHPを運営していて、頻繁に画像をUPしたい人
  F.撮ったその場で画像を転送したい人

 フィルムカメラ(銀塩カメラ)が向いている人

  G.パソコンが苦手な人、あるいは持っていない人
  H.写真を撮るプロセスを楽しみたい人
  I.海外など、電源が日本とは異なる地域で、たくさん写真を撮りたい人
  J.一眼レフで写真が撮りたい人
  K.「所有する喜びのある道具」としてのカメラを求める人
  L.本格的に写真をやってみたい人


上に挙げた項目でも、特筆しておきたいのは「F」と「I」について。

デジカメの最大の利点は、機動力です。とにかく小さくて軽いので、
持ち運びが便利で、いつでも携帯できます。パソコンとセットで持ち歩けば、
撮ったその場で画像を加工・転送する事もできます。これは、銀塩カメラ
には逆立ちしても真似できない大きなメリットです。

しかし逆に言うと、パソコンを持っていない人は、デジカメ本来のパワーを
半分も発揮出来ていない事になります。
さらに、デジカメの最大の弱点が、バッテリーの問題。
銀塩カメラと違い、バッテリーの「持ち」が甚だしく悪いです。
また、専用バッテリーしか使えないモデルが多いのも困りもの。
その為、常時充電しておくのが常識となっていますが、そうすると
海外のような電源の異なる地域では、大きくて重たい変圧器を
持ち歩かなければならないなど、急にお荷物になります。


このように、機材を選ぶ上では、それぞれの特性も知っておいて損はありません。

  【デジカメのメリット】

   ○撮ったその場で「失敗したかどうか」がすぐ分かり、納得がいくまで撮り直せる
   ○最初に大容量の記憶メディアを買っておけば、それ一枚でたくさん撮れる
   ○非常に小型軽量で、かさばらない
   ○パソコンへの読み込みが簡単
   ○自分のうちで、撮ってすぐに、手軽に加工・プリントできる

  【デジカメのデメリット】

   ●専用バッテリーを使用する事が多く、電源の確保に気を使う
   ●普段は「待機モード」に入るので、とっさのシャッターチャンスに弱い
   ●フィルムに比べ、極端な明暗の差に弱い
   ●オートフォーカスが弱い機種が多く、動いている被写体が苦手
   ●頻繁にモデルチェンジが繰り返され、すぐに陳腐化する


  【フィルムカメラ(銀塩カメラ)のメリット】

   ○そう簡単に電池切れにならない。仮に切れても、現場で電池が手に入る確率が高い
   ○(今のところ)デジカメと比較して、性能面でのコストパフォーマンスが高い
   ○だんだん写真を本格的にやりたくなったときに、システムの懐が深く発展性がある
   ○対応できる場面が、(今のところ)デジカメよりも確実に広い
   ○所有するヨロコビがある(笑)

  【フィルムカメラ(銀塩カメラ)のデメリット】

   ●撮ったその場では、失敗したかどうかがわからない
   ●一本のフィルムで撮れる枚数が決まっている
   ●デジカメよりも大きくて重い
   ●パソコンを介した画像処理のためには、スキャナが必要になる
   ●現像やプリントなど、ラボに頼る部分があり、時間もかかる


非常に大雑把に言うと、上のようになると思います。
いかがですか?「自分はどうもこっちの方が向いているかも・・・」という判断の
基準になればいいのですが(^_^;。
ちなみに今、写真の世界は急速に「デジカメの時代」に移行しつつあります。すでに
大手カメラメーカーのほとんどが、積極的な銀塩カメラの開発をやめてしまいました。
今後、フィルムを使った銀塩カメラは、マニアの領域に追いやられてしまうでしょう。

ただ、こうやって比較してみると、同じ「画像を撮る」という用途で
あっても、デジカメとフィルムカメラはまったく違った個性を持っている
ことが分かります。

デジカメは、あくまでも「パソコン周辺機器」の一つです。パソコン
そのものと同じく、短いサイクルでどんどんモデルチェンジして、
あっという間に陳腐化します。

それに対し、フィルムカメラは長い歴史を持つ趣味の道具であり、
単体で「モノとしての魅力」を持っています。

きっとメーカーもその辺の事はとっくに気がついているので、ごく
近い将来、「モノとしても魅力的な、長く使いたくなるデジカメ」が
登場すると思います。


コンパクトカメラか一眼レフか

以下続きます・・・



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